以下は、一九九二年、ある出版社の要望によって書いた論稿である。その後、その企画は、担当編集者の誠実な努力にもかかわらず、各種の事情によって成立不可能になり、この論稿も、コンピュータのハードディスクの中で眠るままとなっていた。
部分的に時事的な内容も含んでいるため、五年たったいまではある部分は「時代遅れ」になった感もあるが、まったく発表できないのも残念であるため、この場で公表することにしたいと考えた（なお、部分的には、他の既発表の論文で使ったところもあることをお断りしておきたい）。
本論稿が、今後のオリエンタリズム研究、とくに近代日本におけるオリエンタリズム研究のための一つの「捨て石」になるとすれば、筆者としては望外の幸せである。
なお、相当に長い論稿なので、３ページに分けて掲載することとした。
Ｐ．Ｓ．長い論文なので、一括してダウンロードして読めるようにした（９８年７月２１日）：Orientalism Download
Ｐ．Ｓ．２ .sit.hex 形式では Windows では読めないことが多いので、.zip 形式の圧縮ファイルも置くことにした（２０００年６月１１日）：Orientalism zip file Download
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